みんなと同じ、いつもと同じ、前回と同じ。同じであることは安心感がありエネルギーの消費も少なくて済みます。反対に、今までと違う行動をするには戦略を立てエネルギーを使います。それが他人に依頼するとなると、相手が納得するだけの理由が必要になることも。今回は相手を説得するときにCAEが役立つシーンをご紹介します。
COLUMN
技術コラム
【構造】ひろこの部屋vol.15 腰が重い相手をその気にさせろ
我が家の出不精を動かす方法
私的な話になりますが、私の息子(小学2年生)はYouTubeやテレビゲームが好きで休日は家でゲームをするのを日課にしています。休日に外出すると「いつ家に帰るの?」と聞くほどです。
そのため、遠出するときは彼のモチベーションを上げることから計画が始まります。モチベーションアップに役立つのが観光地のホームページです。そこに何があるか、どんな楽しいものがあるかを小学生にも伝えることができます。楽しさが伝わると、そこに出かけるのが楽しみになり、当日早起きするなど積極的にイベントに参加してくれるようになります。
このように、我が家ではホームページを使った視覚情報のおかげで出不精な息子を説得することができています。
視覚情報と状況に合わせた表現方法がカギ
子供は変化への適応力が高く説得は楽ですが、大人になると変化を嫌う傾向が強くなるのではないでしょうか。他人に動いてもらうとなると、さらにハードルが上がります。伝えたい内容が物理的な情報の場合はCAEの出番。視覚情報で説得の障壁が低くなるケースがあります。
1.お客さんへのPR
「前のモデルより軽くて丈夫」、「〇〇メートルから落としても壊れない」、など強度や製品機能を表す場合は解析結果を一緒に表示することで説得力を増すことができます。
この場面では見栄えが大切になります。結果を並べる場合は、コンターの最大値/最小値の値を揃え、アピールしたい製品の優位性が分かるよう調整しましょう。右図のように一部分だけコンターを表示する機能など個人で結果を確認する場合には使わない描画方法があるかもしれません。このような機能の確認はサポート窓口もご活用ください。
2.同僚や上司を説得する
CAEで相手を説得する機会のうち、一番多いのがこのケースではないでしょうか。
同じ知識を持っている仲間同士の議論では検証の内容や最終結果に至った経緯の共有が必要となります。
また、グラフなど数値的な根拠も不可欠となります。
3.利害の異なる相手を説得する
製品形状の変更を製造部門に依頼する、開発部品と隣接する他の部品に変更を依頼する、など他部署や社外へ協力を仰ぐ場合にも、なぜ調整が必要なのかを説明するのにCAEが役に立つかもしれません。特に物理的な条件が原因の場合は、専門知識のない相手にも視覚的に伝えることが可能です。
ただし、このケースでの理攻めは逆効果になる危険性があります。誠意と熱意に状況説明のCAEを添える、程度の立ち位置とお考えください。
今回はCAEを使って他者に情報を伝える方法を紹介いたしました。
この他の場面で活用されている方がいらっしゃれば、ぜひ教えてください。
次回からは具体的な設計テーマでのミッションをご紹介いたします。
[From H. Horiuchi]
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