今回は、再びふく射の計算機能についてお話します。
FLOEFDでは、オプションが必要ではあるのですが、下記の3種類の計算モデルが選択できます。
①離散伝達(DTRM):標準ライセンスで使用可能
②離散座標(DO):HVACモジュールまたはLEDモジュールオプションが必要
③モンテカルロ:LEDモジュールオプションが必要
①離散伝達(DTRM)
ふく射を計算する面A上のある点と、別の面B上のある点との位置関係からその間での伝熱量を求めて計算します。計算の負荷が小さく計算が比較的速いのが特徴ですが、固体内部の吸熱の計算ができません。
②離散座標(DO)
他の流体パラメーター(速度、圧力など)と同様に空間を分割して、空間のふく射量を計算する(流体とのふく射を計算するという意味ではありません)手法です。
①よりは計算負荷が大きいですが、固体内部の吸熱の計算もできます。
③モンテカルロ
光線追跡によって計算する手法です。任意の面上の点から光線が放出されて、その光線が別の面で反射したり吸収したりを計算します。より実現象に近い計算手法です。計算負荷が高くなりますが、光の反射特性など詳細な設定ができる手法です。
使い分けとしては、固体内吸熱とふく射の波長依存が必要ない場合は、①でも可能です。
光が焦点を結ぶなどの光学的な精度が必要なければ、②でも可能です。
それ以外の場合は、③が必要になります。
[From Y.Iijima ]
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【流体】熱流体解析スキルアップ講座 Vol.6|ふく射計算の3つのモデル
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