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メールマガジン

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メールマガジン最新号サンプル

SBDメールマガジン読者の皆様、こんにちは。
今年もいよいよ押し迫り、さぞお忙しい事と存じますが、お元気でしょうか。
つい最近、2018年になったばかりだと思っていたのですが、あっというまに
1年が過ぎてしまいました。
年々、時間の流れが早くなっていくのを感じます。

このSBDメールマガジンも2001年に開始し途中充電期間がありましたが今年で
17年目となり、読者数も8,000人を超えました。
毎週の記事執筆に挫けそうになる時もありましたが、読者の皆様に頂く感想や、
SBDメールマガジン読んでますよという言葉が励みになり、ここまで続けること
ができました。
メンバー一同、読者の皆様には本当に感謝しております。

また来年も張り切ってやっていきます!と言いたいのですが、1つ残念なお知らせ
がございます。
年明けから我々SBD営業部のホームページのリニューアル作業をおこなう予定です。
その作業にメルマガのスタッフが従事するため、しばらくの間、SBDメールマガジ
ンはお休みさせて頂こうと思います。

毎週、楽しみにされていた方、本当に申し訳ありません。
充電期間は半年の予定でして、新しい元号に合わせてリニューアルしたメールマ
ガジンをお届けします。
少しの間、皆さんとはお別れになりますが、楽しみにお待ちください!

ということで、今週号が今年最後、平成最後のメールマガジンになります。
是非、最後までご堪能ください!

 
         

[ 2018/12/20 from N.S ]


┏━┓
┃1┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┗┳┛【流体】熱流体解析スキルアップ講座 Vol.15 - 熱の解析-境界条件-開口部
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 
今年もだいぶ押し詰まってきました。年をまたぐと忘れてしまうので、
なんとか年内に区切りをつけたいということで、必然的に忙しくなって
しまいますね。

解析を実施する上での注意点を解説していまして、前回に続いて熱の解
析の境界条件について解説します。

熱の解析と言いながら、今回も流れの話になってしまいますが、小さい
穴やスリット形状が多く並んだ開口部のモデル化について解説します。
そのような形状をそのまま3次元CADで表現して、それに対してメッシュ
を十分に細かく切って解析しようとしますと、セル数が膨大になりメモリ
不足や計算時間が長くなり、現実的には解析できないということになります。
そこでモデルの「簡略化」を行います。一般的に簡略化と言いますと形状
の簡略化や単純な省略を指しますが、ここでは形状及び物理現象を含めて
等価に置き換えることを指します。
このことを「コンパクトモデル」という言い方をします。前回説明した、
ファンを羽の形状を描いて回転させるのではなく、PQ特性で表現するのも
コンパクトモデルです。

開口部の場合には、そこを通過する際に発生する圧力損失を表現するコン
パクトモデルを使用します。

FloEFD/SOLIDWORKS Flow Simulationでは、「穴あき平板」と「ポーラスメ
ディア」という機能がありこれに該当します。それぞれ制約や注意点があり
ますので解説します。

・「穴あき平板」
入力データとしては、穴の形状、寸法、間隔を設定します。その条件からプ
ログラムがレイノルズ数を算出して、それを考慮した圧力損失を与えます。
形状情報だけを設定すれば良いので、ユーザーとしては使いやすいと思います。
ただし、適用できるのが、境界条件(環境圧力またはファン)が設定されてい
る面に限定されます。
そのため、一般的には、内部流れ解析にのみ適用できる機能です。

・「ポーラスメディア」
こちらは流れ抵抗を表現するための汎用的な機能になります。そのため、穴開
き平板機能が使用できない外部流れ解析でも使用できます。
ただし、穴開き平板機能のように、穴形状から自動的に圧力損失を設定するよ
うにはなっておりません。
そのため、圧力損失を自分で算出するなどして決定して設定する必要があります。
穴径から圧力損失を算出する機能はあるのですが、こちらはある程度奥行き
(流れ方向の長さ)のあるもので、穴を通過する摩擦損失を想定していて、穴
が開いた板を通過する抵抗である形状損失とは異なりますので注意してください。

本メルマガがリニューアルのため一旦お休みに入ります。機会があれば続きを
書きたいと思います。これまでお読みいただきありがとうございました。
皆様の解析スキルが向上することを願っております。

        

[ 2018/12/20 from Y.Iijima ]


┏━┓
┃2┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┗┳┛【粉体】粉のお話 Vol.17 - DEM安定性
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

みなさま、こんにちは
raizanヤマグチです。

粉体シミュレーションで世界的にも標準的な手法となっている
DEM(Discrete Element Method)における計算の安定性についてご紹介します。
DEMには下記のような安定条件がよく知られています。

Δt < 2π/Ω * √(m/k)

Δt: タイムステップ(計算の時間刻み)
m : 粉体の質量
k : 粉体のバネ定数
Ω : 5~20以上

では、この安定条件はどのような意味なのでしょうか。
まずDEMのモデル化について改めて確認しましょう。
DEMでは、1つ1つの粉体に対して運動方程式を解きながら
粉体の運動を追うモデルとなっています。
粉体同士が衝突した際にかかる力をばね、ダッシュポットおよび
フリクションスライダーで表現します。
上記のモデル化により、粉体は減衰振動をするようになります。
その際の振動周期は下記で記述できます。

T = 2π * √(m/k)

T:周期

DEMの安定条件と比較するとこの周期をΩで割っていることがわかります。
従って、DEMの安定条件は粉体の振動運動をΩ回(5~20回以上)キャプチャ
して計算するという意味になります。

それでは、この条件は万能なのでしょうか。
答えはNOです。
(もちろんΩの値次第ですが。。。)

DEMの安定条件で考慮されていないのは、粉体の移動速度です。
安定条件では、粉体の速度をばねによる振動の速度と仮定されています。
粉体が単に自由落下する挙動を考えると、粉体はばね定数と無関係に加
速されていきます。
そのため、粉体の移動速度は、ばねによる振動の速度より速くなること
があります。

粉体の移動速度が速くなると、安定条件の想定よりも1ステップ当たりの
移動距離が長くなります。
その結果、粉体同士が衝突する際の干渉量は大きくなり、粉体の発散が
引き起こされます。

それでは、DEMの安定条件はどのような場合に適用できるのでしょうか。
それは、粉体が密に詰まり準静的な状態となっている場合となります。
粉体が密に詰まっている場合には、粉体の移動速度がほとんどばねによ
る振動の速度になるためです。

DEMの安定条件が適用できない場合には、それぞれの系で想定される粉
体の移動速度から1ステップ当たりの移動距離が粉体の100~1000分1程
度になるようにタイムステップを決める必要があります。
例えば、先ほどの自由落下する粉体の例では、タイムステップは下記
のように決めることができます。

Δt = Δx / V < d / A / √(2gh + v0^2)

Δx:1ステップ当たりの粉体の移動距離
V :粉体の移動速度
d :粉体の直径
A :粉体直径との比(100~1000推奨)
g :重力加速度
h :粉体の初期高さ
v0 :粉体の初期速度

粉体解析に限らず、その他の解析でも条件式の意味を正しく理解して、
適用範囲を把握することで無駄な計算をなくし適切な条件を設定でき
るようになります。

もう2018年も終わりになり、月日が過ぎる早さを感じてしまいますね。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。


 

[ 2018/12/20 from ヤマグチ ]


┏━┓
┃3┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┗┳┛ユーザーフレンドパーク Vol.509 - CAEもカンと経験(8)
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 CAEにも哲学もしくはポリシーが不可欠だと私は思っています。たとえば
強度解析。どこの何を見たいかがはっきりしていれば、計算モデルも拘束条件
も荷重条件も容易に設定できます。極端な話、直方体一つのモデルで解決した
こともあります。図面通りにモデルを作る必要はありません。依頼者が知りた
い情報を的確に早く出すのがCAE技術者の腕だというのが私の持論です。
ただそこまで依頼者が問題を把握し、私の解説を理解してくれることは非常に
少ないのが残念ながら実情です。

 こんなことがありました。不具合のメカニズムがわからない、と担当者が図
面をもって相談に来ました。私は即座に不具合品の現物を持ってくるように指
示しました。明らかにセンターズレだとわかりましたが、そこで怒鳴らず、ノ
ギスで寸法を採り、二次元モデルの応力分布をやって見せました。一応納得し
たらしく、もう来なくなりました。依頼者というのは勝手なもので、わからな
いと何度でもやってきます。
そういうことのためにCAEグループの部屋にはノギスが常備してあります。
(終)


[ 2018/12/20 from 自称作家 ]


┏━┓
┃★┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┗┳┛ご意見・ご要望・解析のお悩み投稿
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

皆さまからの本メルマガへのご意見、ご感想、ご要望、リクエスト、
回答してほしいお悩みを募集しております。

https://kke.lmsg.jp/form/11672/9pv7gBCR

皆様からのご意見・お悩み、お待ちしております!

        

[ 2018/12/20 from KURODA ]

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[ 2018/12/20 from KURODA ]

★★・‥ 編集後記 ‥・・‥...―━―...‥・・‥...―━━━―...‥・★★
冒頭にあったように、SBDメールマガジンは次回から少しお休みをいただきます。
2001年の10月からスターとしたメールマガジンですが、初めは構造解析を
やられている方に、少しでもお役に立てば!と「構造解析よもやま話」を
連載でお送りしていました。今も「お役に立ちたい」気持ちで毎週配信
させていただいておりますが、ここで少し内容やレイアウトを見直し
したいと思っています。リニューアルに際しご意見ありましたら是非参考
にさせていただきますので一報ください⇒https://kke.lmsg.jp/form/11672/9pv7gBCR
では、また!

      

[ 2018/12/20 from KURODA ]


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ユーザー様が撮影された季節を感じる壁紙用マンスリーカレンダー
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【熱流体 Q&A】030 2014.10.09 「ユーザ会では熱設計力向上トラックへ!」

【構造Q&A】029 2014.10.02 「接触可視化」

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