今回はコンテナブレンダーの運転条件の検討事例をご紹介させていただきます。
CASE
技術コラム
【粉体】粉体シミュレーションの解析事例vol.11 コンテナブレンダーの解析事例
混合 プロセスの解析事例
背景
コンテナブレンダーの課題のご相談が増えているため、コンテナブレンダーの事例をご紹介いたします。一般的には、装置のメーカーより推奨した運転条件で混合プロセス実施されている と思います。しかし、取り扱っている材料に対して、その運転条件は本当に適切でしょうか。このような疑問を持 っている方がいると思いますので、シミュレーションでこの様な疑問を解消することができると思います。
適切な運転条件を確認するため、各運転条件の影響を理解する必要があります。 今回は、仕込み量による混合均一性への影響を確認します。 稼働中の状況を可視化して、混合均一性を定量的に確認することができます。
目的
コンテナブレンダーにおける、仕込み量の影響を確認します。
解析モデル
下記のモデルで、30%の仕込み量と60%の仕込み量の解析を実施しました。仕込み量以外は同じ条件を使用します。
正面 |
等角投影 |
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![]() |
解析結果および考察
各ケースの粉体挙動結果は以下になります。
こちらの動画結果を確認すると、仕込み量が30%の方がはやめに混合されたことが分かります。
各ケースのLacey’s Mixing Index(混合度)は以下になります。
縦軸がMixing Indexで横軸が時間になります。Mixing Indexは0から1の値を取り、0の場合には全く混合されておらず、1の場合に完全に混合されている状態を示します。
上記の動画で確認した通り、仕込み量が30%の方が仕込み量が60%よりはやめに混合されます。
下記の様に同じ時刻の結果も確認しました。
仕込み量60% |
仕込み量30% |
![]() |
![]() |
材料毎の界面を確認すると、仕込み量が60%の粉体はまだ材料毎で分けている状態になっています。しかし、仕込み量が30%の方が巻き込む作用が強いため、粉体材料の界面がよく混ざる ことが分かります。そのため、仕込み量が30%の混合が速めに進められたと思います。
コンテナブレンダーが稼働中の粉体挙動や混合の仕方を確認することができました。
[From L. Chiew]
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