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技術コラム

【構造】有限要素法の脇役シリーズ Vol.21- 「非線形シミュレーションの研究動向」講演に関して

2019年11月21日

先日参加したセミナーで、東北大学の寺田先生が上記タイトルでご講演されていました。
以下要約と私見を述べたいと思います。


1960年代ごろから応用力学から発展したFEMは、線形解析,非線形解析,非メッシュ各手法,マルチスケール/マルチフィジックスへと発展してきています。
しかし、その発展の途上では、市場の変化というものが大きく影響しています。


FEM創立期、線形分野で航空機/造船/土木分野で利用され始め、1970年代になるとAnsys,Marc,Abaqus,Dyna,Adinaなどの非線形汎用ソフトウエアが台頭してきます。機能強化や理論マニュアルでの論文引用数も1980~1990年代でピークを迎えます。
しかし、その後2000年代に入ると論文引用数は激減しピーク時の1/10程度に下がってしまいます。
それはソルバー単体の新規開発競争の終わりを示しています。その要因としては、市場ニーズの多様化と開発コストの増大、設計者CAEの台頭があります。


今後の非線形シミュレーション動向として、


・材料モデル開発を始め、医療、製薬などの新規分野への適用
・最適化、連成、不確かさ推定など、既存技術の組み合わせ
・汎用ソフトウエアとしての利用技術の拡充


を挙げておられました。数学や理学研究者ではない私達にとっては、シミュレーションは製品を考え設計し検証するためのツールです。
シミュレーションを広く捕らえ、設計のためのツール活用としての利用技術を広く習得し普及していきたいと思います。


[From N.Sahashi]

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