はじめに
粒子法流体解析/粉体解析ソフトウェアParticleworks/Granuleworksでは、エアレーション解析機能があります。このエアレーション機能は、主に液体中に気体を流入させるようなシミュレーションや、撹拌による気泡の巻き込み等を再現する際に使われます。
今回はこのエアレーション機能を使って、炭酸ジュースの泡立ちを表現してみました。
COLUMN
粒子法流体解析/粉体解析ソフトウェアParticleworks/Granuleworksでは、エアレーション解析機能があります。このエアレーション機能は、主に液体中に気体を流入させるようなシミュレーションや、撹拌による気泡の巻き込み等を再現する際に使われます。
今回はこのエアレーション機能を使って、炭酸ジュースの泡立ちを表現してみました。
炭酸ジュースと炭酸無しのジュースで充填の挙動を比較していきます。
物性値はどちらも同じで、エアレーション解析のON・OFFのみを変更しています。
エアレーション解析は、液滴が衝突した時、固体と衝突した時の2つの状況で気泡を発生させることができます。炭酸ジュースは、液滴との衝突、固体との衝突の両方で気泡を発生させることで、炭酸の泡立ちを表現します。
炭酸ジュースの注入が始まりビンの底に衝突した瞬間、沢山の気泡が発生してビンの側面いっぱいに泡が確認できます。
充填される液体が増えてくると、流入するジュースの流れでビン底に気泡が滞留し、1.5[s]ほどから気泡が上昇し始めます。
炭酸無のジュースと比較すると、気泡があることで8mm程度水位が高くなっていることが確認できました。充填工程でこのように強く泡立ち、水位が高い場合、ジュースが吹きこぼれてしまって充填不十分となることも考えられます。
今回、炭酸ジュースと炭酸無ジュースの充填挙動をシミュレーションで比較しました。このシミュレーションでは盛大に気泡が発生していましたが、実際の充填工程では、このような泡立ちが発生しないように温度、圧力などが調整されているようです。
パラメータの変更によって気泡の発生しやすさや、気泡の消えやすさを変えることも可能です。発泡性のある液体の挙動をシミュレーションしたいときにはこの機能を活用してみてください。
[From Y.Mizuno]
Particleworks (パーティクルワークス)製品ページ
https://www.sbd.jp/products/flow/particleworks.html
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